はじめに|球場の応援、見てるだけじゃもったいない
プロ野球の球場に行くと、外野スタンドから大音量の応援歌が聞こえてきます。トランペットのメロディに合わせて歌い、太鼓のリズムに合わせて手を叩く。得点チャンスでは球場全体が一つになって盛り上がる。この臨場感はテレビでは味わえません。
「でも応援歌を知らないから参加できない…」と思っていませんか?大丈夫です。応援歌は球場に通ううちに自然と覚えます。この記事では、応援歌の基本と12球団の応援スタイルの特徴を紹介します。
プロ野球の応援歌にはどんな種類がある?
球団歌(チームソング)
球団の公式テーマソングです。試合前や勝利後に流れることが多く、ファンなら誰でも歌える定番曲です。阪神タイガースの『阪神タイガースの歌』(通称:六甲颪/六甲おろし)、読売ジャイアンツの「闘魂こめて」などが代表的です。
選手別応援歌
各選手に専用の応援歌があります。打席に立つ選手ごとに応援歌が変わるのがプロ野球応援の大きな特徴です。応援団がトランペットで演奏し、ファンが歌詞を歌います。新加入選手には新しい応援歌が作られ、毎年のお楽しみでもあります。
チャンステーマ(チャンテ)
得点圏にランナーがいるなど、チャンスの場面で歌われる特別な応援歌です。選手別応援歌とは異なり、チャンスの場面専用。球場のボルテージが最高潮に達する瞬間で、初心者でもこの盛り上がりに巻き込まれると一気に応援のとりこになります。
12球団の応援スタイルの特徴
セ・リーグ
阪神タイガース — 12球団で最も熱狂的と言われるファンが特徴。統率の取れた大合唱は圧巻です。ラッキー7のジェット風船も名物。
読売ジャイアンツ — 伝統と重厚感のある応援スタイル。東京ドームの内野席は比較的落ち着いた雰囲気で観戦できます。
横浜DeNAベイスターズ — 近年ファンが急増し、応援の盛り上がりも右肩上がり。キャッチーで覚えやすい応援歌が多いです。
広島東洋カープ — 赤く染まるスタンドとカープ女子の声援が印象的。「それ行けカープ」は球場全体が大合唱します。
東京ヤクルトスワローズ — 傘を使った「東京音頭」が名物。ラッキーセブン(7回表終了後)と得点時にファンが一斉に傘を振る光景は他球団にない独自の文化です。
中日ドラゴンズ — 職人気質の応援が特徴。「燃えよドラゴンズ」は球界を代表する応援歌の一つです。
パ・リーグ
福岡ソフトバンクホークス — トランペット中心の応援でテンポが良く、福岡の熱気が伝わってきます。「いざゆけ若鷹軍団」は壮大なスケール。
千葉ロッテマリーンズ — コールの比重が大きいのが特徴。サッカーを思わせるリズミカルなコールが響き、一度聞いたら忘れられないド迫力の応援です(選手別応援歌のトランペット演奏もあります)。
オリックス・バファローズ — 2021〜2023年のリーグ3連覇でファンが増加。応援のレベルも年々上がっています。
東北楽天ゴールデンイーグルス — トランペットなど鳴り物での応援が禁止されているため、太鼓と声が中心の力強い応援が特徴です(応援団に限り、外野スタンドの指定エリアで太鼓が許可されています)。
北海道日本ハムファイターズ — エスコンフィールドの映像演出と合わせた新しいスタイルの応援。一般客の楽器使用は禁止されており、公式は「ツインバット」での応援を案内しています。初心者でも参加しやすいスタイルです。
埼玉西武ライオンズ — 伝統ある応援歌が多く、球団歌『地平を駈ける獅子を見た』は球場で聞くと鳥肌が立ちます。
応援歌の覚え方
- YouTubeで「○○(球団名) 応援歌 メドレー」と検索すると、主要な応援歌をまとめて聞けます
- 球団公式サイトに歌詞が掲載されている場合もあります
- 最初は周りに合わせて手拍子するだけでOK。歌詞は自然に覚えていきます
- 外野席に座る場合は、まずは周りの応援を見て真似るのが確実です
鳴り物・横断幕は「許可された応援団」だけ
初めて外野席に行く人が誤解しやすい点です。トランペットや太鼓での応援リード、横断幕・応援旗の掲出は、プロ野球暴力団等排除対策協議会で登録許可された私設応援団にのみ認められています。
阪神公式も「外野席は、応援団(許可された応援団)による応援が許可されております」と明記しています。一般のファンが自前で楽器を持ち込むことはできませんので、手拍子・声・メガホンなど球団が認めているグッズで参加してください。
また楽天は鳴り物そのものが禁止(応援団の太鼓を除く)、日本ハムは一般客の楽器使用が禁止と、球団ごとにルールが違います。行く球場の観戦ルールを事前に確認しておくと安心です。
応援歌を一緒に歌える仲間がいると、覚えるスピードも楽しさも倍増します。スタンドメイトで応援仲間を見つけてみませんか?